車を廃車したいけど、どうすればいいんだろう
輸入車を廃車するときってどうすればいいの？どこで廃車したらいいのか分からない。廃車にお金ってかかるんだろうか。そもそも一人で廃車手続きってできるものなの？
こういった疑問を解決します。
輸入車の廃車手続き方法
日本のナンバープレートが付いている車であれば輸入車でも国産の車と同じ流れで廃車手続きをする形となります。基本的に廃車とは「永久抹消登録」のことを指します。登録を抹消するにあたり、車体の審査や検査などは特別必要にはなりません。処分する車を解体屋さんなどに連絡して引き取ってもらいましょう。
引き取ってもらった際、ナンバープレートだけはこちらに返却されます。このナンバープレートと必要書類をもって、陸運局にて登録抹消手続きをとります。
輸入車の永久抹消登録と一時抹消登録の違い
廃車の手続きは、前述でお伝えした通り国産の車と同じ手続きとなりますが、廃車手続きには、「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類があります。それぞれの違いは下記の通りとなります。
永久抹消登録
言葉の通り、永久に二度とその車を使用しない時に使用するのが、この「永久抹消登録」となります。地震などの災害で車がつかえなくなった場合などは必然的にこの手続きが必要になります。
一時抹消登録
こちらは、永久抹消登録とは違い「一時的に車を使用しない」ときに行う手続きとなります。長期間利用しないケースとは、例えば長期の出張で車をまったく使用しない状況や長期の入院をする場合などが当てはまります。一時抹消登録をすると、自動車税をはじめとする税金が非課税となり、自賠責保険も支払う義務がなくなります。年間で数万円の節約になりますので、自動車に乗る機会が長期的にない場合は有効な手続きと言えます。
輸入車の永久抹消登録と一時抹消登録の違い
- ［自分で手続きを行う場合に必要なもの］
- １．所有者の印鑑証明書(発行日から3カ月以内のもの)
- ２．所有者の委任状（所有者の実印の押印があるもの）
- ３．車検証
- ４．ナンバープレート（前後面の2枚）
- ５．「移動報告番号」と「解体委報告記録がされた日」のメモ書き
- ６ ．手数料納付書
- ７．永久抹消登録申請書（および解体届出書）
- ８．自動車税・自動車所得税申請書(地域によっては不要な場合もあります)
- ・車検が1カ月以上残っている場合（重量税の還付用）
- ・車検証記載の所有者の住所や氏名が印鑑証明書と異なる場合
- ［お店で行う場合に必要なもの］
- １．所有者の印鑑証明書(発行日から3カ月以内のもの)
- ２．所有者の委任状（所有者の実印の押印があるもの）
- ３．車検証
- ４．ナンバープレート（前後面の2枚）
- ５．「移動報告番号」と「解体委報告記録がされた日」のメモ書き
- ６ ．手数料納付書
お店で車両の引き取りを含めた永久抹消登録を代行で行う場合は、お店に応じた手数料がかかります。お店によって費用が異なります。（10,000～80,000円くらい？）
抹消登録の大まかな流れ
抹消登録は「運輸支局」で手続きをします。
運輸支局での用紙に記入します。
支局窓口で「手数料納付書」と「一時抹消登録申請書」「自動車税・自動車取得申告書」に記入します。
登録手数料の支払い用の印紙を購入します。
支局内に印紙販売窓口がありますので登録手数料分の印紙を購入し、「手数料納付書」に貼り付けてください。
ナンバープレートの返却
ナンバープレートの返納窓口に前後のナンバープレート（2枚）を返納してください。返納を終えると、「手数料納付書」に返納確認印を押してくれます。
運輸支局窓口に書類を提出
書類一式を運輸支局窓口に提出します。その後、不備がなければ「登録識別情報通知書」が交付されます。
「登録識別情報通知書」が交付されたら、「登録識別情報通知書」と「自動車税・自動車取得申告書」を運輸支局内の税申請窓口に提出して、手続きが完了します。
まとめ
輸入車でも国産の車でも廃車手続きは一緒です！
目的に応じて「永久」か「一時」どちらの手続きを進めましょう。
難しそうに思える廃車手続きも、意外とやってみるとそこまで難しくなかったりします。ですが、企業で働いているサラリーマンにとって仕事を休んでまでこの作業をするかどうかは判断に迷いそうな気がします。時間に融通が利く方は自分で手続きをして、スケジュールが過密な方は廃車手続きを行う業者さんを探してそこにお願いする方法もアリかな、と筆者は思います。
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