【比較】輸入車のトラブル 外車は本当に故障しやすいのか？

外車って実際どうなの？故障しやすい？

外車を輸入して乗ってみたいけど、故障しやすそうだな。故障した時の修理費が高そう。買った途端に故障することもあるって聞いたことがある。国産車と比較してどうなのか知りたい。

こういった疑問を解決します。

外車が故障しやすいイメージについて

みなさん、外車というとどのようなイメージを持たれるでしょうか？

• 修理費が高い
• すぐ壊れる

このようなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。正直なところ、一昔前ならいざ知らず、令和の時代では当たらずとも遠からずだったりします。車の故障は様々な理由から発生しますが、近年の輸入車はそこまで故障しません。

もともと日本の自動車メーカーのものづくりに関する精度はとても高く、定期的なメンテナンスさえしていれば長く乗れるのは間違いないですが、輸入車も定期的なメンテナンスさえしっかりしていれば同じように乗れるんです。

故障の原因のほとんどはメンテナンス不足!?

先ほど述べたように、外車であってもしっかりと定期的なメンテナンスをしていればめっそう故障しません。ただ、気を付けてほしいと思うのポイントは外車というのは基本的に「日本の気候を受けやすい」ということだけ意識していただければと思います。日本は高温多湿で夏は酷暑で冬は極寒です。北海道と沖縄の気温差も相当なものです。

そういった環境の中で、例えば温暖な気候の国でつくられた車は寒さに弱いといった特徴がでてしまいます。日本の気候に慣れた国内メーカーの車と外車ではやはりそういった部分で差がでてしまい、「故障しやすい」といったイメージを持たれているのが現状だと考えています。

日本と海外では車に対する考え方が違います!

日本の道路は世界的にみて類をみないほど整備された道路と言われています。かたや海外ではアスファルトで舗装されていない道路や、整備されていない高速道路を走ることになります。そういった「悪路」走ることを前提とした外車はやはり故障します。人間も整備された道ではあまり転んだりしませんが、山道や獣道では転んだり怪我をしますよね？車も同じです。

海外では車が故障することはよくあることで、車を修理することも“楽しみの一つ”と考えています。日本だとディーラーで修理するようなことでも、皆さん自分で修理してしまいます。ですので、海外の中古車を国産の車基準で考えると外車は故障が多いと感じられるケースが多いのではないでしょうか。

輸入車が故障した場合の修理費、国産車との比較

外車を購入した時に一番気になるポイントは「維持費」だと思います。

ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンと憧れの車ではあるけれど、車検のたびに40～50万円と取られるんじゃないか、壊れやすいから毎月の出費がかさむんじゃないか、特別な税率が適用されるんじゃないか、といろいろ悩まれると思います。ですが、安心してください。

近年の輸入車であれば国産車とそこまで変わりません（笑）ただ自動車税は排気量に応じて税額が変わってきます。排気量の大きい車種を選んだ場合に収める税金は高く感じるかもしれません。（税率の基準は国産車と一緒です！）

自動車の税金（自動車税・重量税）

国産車・外車に関わらず、自動車税・重量税は納める必要があります。自動車税・重量税は毎年5月に支払うと思いますが、税額は下記の通り定められています。

［自動車税：排気量に応じて変動］

［重量税：車の重量に応じて変動］

重量税も国産車と同じ税率を負担することになります。外車だから特別な税金が課されるということはありません。ただ、重量税で気を付けてほしいのは車両の重量が同じでも新車登録から13年以上経過すると税額が上がり、18年以上でさらに上がります。

逆に、エコカーは免税や減税措置が適用されます。（海外の輸入車はこのエコカー減税に適用しない場合が多いのです。）

外車における修理・メンテナンス費用

外車は国産車と比較すると、部品代は高くなりがちです。それは部品自体を海外から取り寄せる必要が多いからです。前述でお伝えしたとおり、外車は日本の気候向けにつくられていないため国産車より修理やメンテナンスの回数は増えるかもしれません。

国産車とは構造が違うため、特別な工賃をとられてしまう場合もあります。また、国産車の修理をメインで扱っている修理工場だと、外車に合う工具がなかったりすることもあり、修理が長引く場合があります。事前に所有する車の修理を取り扱う修理工場を見つけておくことをおすすめします。

まとめ